ニュー・ギター・コーナー 〜 オーナー万歳!


 Woodman D-Custom (S/N:1319)
 2005年製、ご存じウッドマンさんの D−CUSTOM です。
このシリーズは1936年製の Martin D−18 を細部まで採寸
し、飛鳥工場とウッドマンさんが共同で研究を重ねて制作されたもので
す。私の中ではD−18Authenticを超えるマホガニーギター
の最高峰と位置付けております。百瀬さん的に「強度的に若干の不安が
ある」としながらも、当時のMartinに見られる完全フォワード
シフトで制作されました。その後、強度を保つ面から「完全フォワード
シフトとセミフォワードシフトの中間点」をヘッドウェイで言うところ
のフォワードシフトと位置付け、かつXブレーシングの最高位を1cm
高く設計し、強度を保ちながらも本家顔負けの低音を出すことに成功し
ております。HD−115VRあたりがそれです。
ボディートップはウッドマンさん持ち込みの良質なアメリカンレッド
スプルース、サイドバックは百瀬さんが厳選したホンジュラスマホガニ
ー、真黒エボニー指板&ブリッジ、ウェイバリー製4065オープン
バックチューナー、そしてオールラッカー仕上げと非常に豪華な素材で
構成されており、コストパフォーマンスの高さが口コミで拡がり、
予約販売で完売したモデルです。
ネックグリップは太めのしっかりしたVシェイプ。これは楽器の鳴りに も大きく好影響しています。ダイナミックな箱鳴りの中低音、艶やかで 伸びのあるサスティーン、百瀬カスタム特有のギラギラ高音域、フォ ワードシフト特有の出音の素早さとハッキリとした芯の強さを両立して いるのがウッドマンカスタムの特徴です。
製造後15年が経過しておりますが、丁寧に保存されニアミントコン ディションを入手することが出来ました。実はすでに同じギターを1本 所有しており、フレット交換を要するほど使い込んだのですが、あまり にも素晴らしい楽器であり、かつ生産数量が僅少であるため、「予備」 としてもう1本手元に置いておきたいな・・・と(笑)。
最近、百瀬さんを始めとする飛鳥の職人さんは、ナット&サドルに水牛 骨を使用することにハマっており、試してみると「なるほど納得」な 仕上がりです。従来の長所を抑えることなく、あの高音域のキラキラに 瑞々しさがオンされますので、とても気持ちが良い音になります。 「従来のD−CUSTOM」と「水牛骨のD−CUSTOM」を弾き 比べて楽しんでおります。
         Headway Guitar 最高!! O(≧∇≦)O サイコー!!!
                   G3さん  2020年5月    
HEADWAY D−CUSTOM #1319
トップ:アメリカンレッドスプルース サイド&バック:ホンジュラスマホガニー ネック:ホンジュラスマホガニー1P フィンガーボード&ブリッジ:エボニー ブリッジピン&エンドピン:エボニー ブレイシング:フォワードシフト・スキャロップ ブリッジプレート:メイプル ナット&サドル:水牛骨 塗装:オールラッカー ナット幅:44.5mm ボディ厚:100mm(最薄部)
              




 
 



 

 
 

   

 





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