SHURRYさんのCUSTOM2

はじめまして。SHURRYと申します。
 私もオリジナルヘッドウェイ依頼の大ファンのひとりで、以前より貴サイトを楽しく
拝見させて頂いております。
 幼少の頃よりヘッドウェイギターに憧れ、社会人になってから、とある楽器店で
オリジナルHD112が売られているのを発見し、試奏したところ、カーンと抜ける
倍音と、それまで感じた事のないようなボディの振動を感じ、脳天を叩かれたよう
なショックを受け、思わずその場で購入してしまいました。
 その後HD220,HJ908と店頭で見つけるたびに購入しましたが、いずれも特徴ある
音作りがなされていて、ヘッドウェイギターの奥の深さに関心しました。
 今回は、復活後のカスタムシリーズがスタートしてすぐに注文したシリアル
ナンバー2のcustomを投稿させて頂きます。仕様は下記のとおりです。

基本サイズ:OOO-45
トップ:イングルマン・スプルース
サイドバック:ハカランダ

 このギターをオーダーした経緯ですが、今から5年ほど前になりますが、既に所有
していたHD112、HD220,HJ-908のいずれも音が良かったことから、復活後の
ヘッドウェイに大変関心があり、いろいろな楽器店で試奏を繰り返していた時期に遡り
ます。新生ヘッドウェイは、正直なところ、オリジナルヘッドウェイの音と比べて、まだ
若い音であることが気になり、購入にまでは至りませんでした。
 たまたまカスタムを受注するとの情報を得て、希望するスペックであればきっと満足
のいくヘッドウェイができるだろうと思い、すぐにディバイザーさんにアプローチしました。
まず以前から興味のあったOOO仕様と決め、またハカランダ仕様が可能かどうかも
確認しました。はじめハカランダ仕様はできないとのことでしたが、その後、材料が
そろったのでできるとの連絡を頂き、結局ハカランダ仕様としました。
 また、トップについてはHD220のジャーマンスプルースが極めて良い材でしたので、
ジャーマンを依頼しましたが、こちらは材がそろわず、代わりにイングルマン・スプルース
となりました。インレイは指板をスノーフレーク、ヘッドはこれもHD220と同じトーチ
インレイとしました。また、フィンガリングが中心でしたのでピックガードも思いきって
無しにしました。
 数ヶ月後、できあがったという連絡を受け、荻窪にあったディバイザーさんまで受け
取りに行きました。最初に手にしたときの印象はずっしりと重たく感じ、しっかり作り
込まれているなという印象でした。またはじめて弾いたときの驚きは、その音量と倍音
の多さでした。倍音が多いと感じているHD112よりさらにこのCUSTUMの倍音は多く、
高音だけでなく、低音弦にも倍音が存在し、どうやってこういう音作りをしているのだろう
かとつくづく不思議に思っています。
ただ、音量自体が大きいことと倍音の多さとでちょっとうるさすぎると感じるときもあります。
音色が落ち着くまでにはまだ数年かかりそうです。CUSTUMのシリアルが2番だった
ことも驚きました。貴サイトにあるCUSTUMが1番以降、5番まで飛んでいましたので、
この2番を入れると残りは3,4番ですね。全部そろうと楽しいですね。

正直なところ、オリジナルヘッドウェイにはまだまだかないませんが、初期の頃の多過ぎる
倍音がだんだん落ち着いてきて、将来が楽しみです。


SHURRY さん 2008年1月  


 




ハカランダのトリプルオーモデル!希少なハカランダ材を使用したギターは非常に製作本数が少ないですが、
このギター、見事な木目ですね、素晴らしいギターです。
カスタムナンバー2という番号もうれしいですね。
3番、4番も是非掲載したいなぁ〜(ころ)




 [一つ戻る]