HEADWAY HJ−503 G3 #2781
進化し続けているHEADWAY GUITARS。HF−Proto及びHN−AMの
紹介文にも掲載させて頂きましたが、特にここ数年のショートスケール
モデルの進化が著しく、遂にはHJモデルまでも購入してしまいました。
インターネットで調べた限りでは在庫がどこにもなく、「受注生産となって
しまう」とのことでしたので、若干の仕様変更を施し、セミカスタムのよう
なかたちでオーダーさせて頂きました。
オーダー後は工場にお邪魔させて頂き、製作者の百瀬様をはじめ、営業
ご担当様、カスタマーサポートご担当様と一緒に材料の選定などを行なわ
せて頂きました。その作業は本当に楽しく、良い思い出となりました。
カタログスペックにも謳われておりますが、現行のHJシリーズはダブル
エックスブレーシングです。一部ギターファンの間では「鳴らない」と評価
されている構造ですが、やはりそこは百瀬マジック、非常に良く鳴ります。
通常は13tノンスキャのところ、百瀬さんの計らいで15tノンスキャにして
頂いたのですが、特別に音が硬い印象は受けず、ストローク時のまとまり
のあるザクザク感が気持ち良いです。その一方、単音では鋭く、ノンスキャ
特有の遠鳴りする音です。
ネックジョイント付近に、これまでの製品とは違う特殊な加工を施して頂く
よう依頼しました。これにより旧来のダブルエックスブレーシングより音抜け
が良く、ストレスなく音が前に飛びます。また、低音に余裕を持たせたかった
ので、胴を現行品より厚くし、ネックも気持ち太くして頂きました。ブリッジプ
レートの素材を純正のメイプルにするかインドローズで特注するか迷ったの
ですが、メイプルにして正解だったと思います。インドローズにした場合、この
気持ち良い「ザクザク」が、派手な「ギラギラ」になってしまい、ショートスケール
特有のスッキリとしたキレの良さが損なわれてしまったでしょう。
カラーは最後まで悩みました。純正のブラックサンバーストが一番格好良い
のですが、「せっかくのセミオーダーなのだから外観からも少しばかりのカスタム
っぽさを醸し出したいな」と考えまして、HAC−02で採用されていたハニーバー
ストでオーダーさせて頂きました。完成するまで不安だったのですが、実に良い
見栄えであると思います。
HEADWAY GUITAR最高!! .。*゚+.*.。(最´∀`高)゚+..。*゚+
G3さん 2013年12月
HEADWAY HJ−503 G3 #2781
トップ:選定シトカスプルース
サイド&バック:選定ホンジュラスマホガニー
ネック:選定ホンジュラスマホガニー1P
フィンガーボード&ブリッジ:エボニー
ブリッジピン&エンドピン:エボニー
ブレーシング:15tセミフォワード・ダブルエックス
ブリッジプレート:メイプル
ナット&サドル:牛骨
ナット幅:43.0mm
ボディ厚:98mm(最薄部)
カラー:ハニーバースト
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