これは、ヘッドウェイが、77年に創業を開始してから、今年が25周年にあたるということを記念して発売された、25周年モデルです。25周年にちなみ、25本のみを25万円という破格の値段で発売されました。ボディー部分は、４２スタイルのアヴァロン・インレイ、ネックは、４５スタイルのアヴァロン・スノーフレイク・インレイとなっており、その上、ブリッジ両端には、これまたアヴァロンのスノーフレイクのインレイが入っています！　右の写真では、よくわからないかもしれませんが、白に見えるセルはアイボロイドで、薄っすらと模様がが入っています。

トップは、イングルマン・スプルースということで、通常ヘッドウェイで使用しているシトカスプルースとは音が違うだろうなあ〜と期待していたのですが、期待以上の音でした。
倍音が多く含まれた上質のトーンですが、ギラギラしたところがなく、きめの細かい感じがします。また、Ｘブレイシングのブリッジ付近に浅くスキャロップが入っており、ブリッジ・プレートも少し小さめになっているそうですが、なかなか腰があり、ストロークでも音がつぶれず、潜在能力の高さを感じます。

音とデザインの両方が高次元で、両立したすばらしいギターだと感じます。このギターを25名の方のみしか味わえないなんて、もったいないですね(笑)