ニュー・ギター・コーナー 〜 オーナー万歳!


  
HD−530
S/N:000645

ルックスとしては28のイメージで、泥臭い音のイメージを醸し出しますが、
実音はワイルドで倍音が結構あり、深みときらびやかさがあります。
弾いていて、やかましいくらいのボリュームもあります。
これがヘッドウェイ・サウンドというのでしょうか。

マーティンの新品スタンダードの28でなく、新品スタンダードの45クラスとの
比較が出来るギターです。
良し悪しでなく、45と音の好みを選択するレヴェルにあるということです。

日本のギターは激しく強くカッティングのストロークをすると
音がペシャるギターが多いのですが、このギターは音の輪郭をはっきり残し、
しっかりと音がつぶれずについてきます。
また、6弦のサスティーンの無さが日本のギターの致命傷と考えていますが、
このギターはしっかり鳴ってくれています。

音が硬くて暴れる具合?はハカランダに近いものがあります。
見た目も本物のハカランダと見間違うほどのニューハカランダです。

ヘッドウェイの他のギターも弾いてますが、納得したものは少なく、 
トータル的に、ヘッドウェイとしてはこのギターが一番のお気に入りとなりました。
ニューハカランダに賭けて結果的に良かったです!

難点は、ネックが若干太いことですが、 
これがこの音に影響していると思われるので良しとします。
また、他のギターに比べ、かなり重いギターです。

弦のテンションが強いですね。
これは、ブリッジ・プレートにニューハカランダを使ってる?からかもしれないですね。
また トップ材が硬いのも影響し、テンションが強くなるのでしょう。
ライトでもミディアムのようなテンションですが、音はミディアムのような迫力のある音です。
なのでライトでフィンガー・ピッキングでもボリュームのある音が得られます。

僕にとってはヘッドウェイが最高ではないのですが、
だからと言ってマーティンが最高ではありません。
どのメーカーのギターもそれなりに良いところがあって
それぞれの個人のお気に入りになるかどうかだけだと思います。
HD−530はヘッドウェイ・サウンドを奏でる上では最高のギターです。
 

大谷さん   〜H15.2.6       
 


 
この限定ギターに使われたニューハカランダは、
加工前の板状態の時に触らせてもらいましたが、
通常のローズウッドに比較すると、どれも、硬く重い材でした。
その硬さ、重さが、ブライトで腰のある音を
生み出しているのでしょう。

これからが楽しみなギターですね♪

(ころ)

 
 


 


ニューハカランダのサイドです! 






シリアルナンバーです。
 
 
 
 
 
 
 

 [一つ戻る]