HEADWAY HD-501 G3 #2990
セミオーダーで作って頂いたHJ−503の出来があまりにも良く、HD−
501もオーダーしてしまいました。ハカランダ、ホンジュラスローズ、マダ
ガスカルローズなど、高価な素材に目移りした時期もありましたが、やは
り自分の最も好きな素材はインドローズであるという結論にいよいよ辿り
着き、今回のオーダーに至りました。高価なハカランダ系ギターの音も好
きですが、インドローズのしっとりした響きの方が私は好きなのです。
トップ材はぎっしりと木目の詰まった硬めのイングルマンスプルースを選
定し、ブレーシング材にはシトカを指定、セミフォワード16tノンスキャロッ
プで仕上げて頂きました。これにより「イングルマンの音抜けの良さ」と
「シトカっぽい腰の強さ」を両立させたつもりです(笑)。
結果、完全に理想を超えた音になりました。単音では鋭く艶やかに遠鳴
りしますし、ストロークではパワフルなドンシャリ系の音です。ネックジョイ
ントの特注加工と深胴仕様、ネックの肉厚増加により、従来の百瀬カス
タムより低音がふくよかになっております。ノンスキャロップの無骨な部分
は、百瀬カスタム特有の澄んだサスティーンがカバーしてくれますので、
気持ち良く自分の世界に浸れます。とても綺麗な音です。
サイドバックは超柾目、色が濃くてカチンコチンのインドローズを選定した
ことも影響していると思われます。ハカランダ系の音にはならなかったです
が、手持ちのHD−126と比べると明らかに硬質な音の跳ね返りが感じ
取れます。
ブリッジプレートまでがっちり硬くすると、さすがに鳴らなくなってしまうと
思われたため、素材をハカランダで指定し、大きさと形状は百瀬さんに
お任せしました。ブリッジプレートにハカランダを採用する事により、
メイプルやインドローズよりも音圧が増すのに加え、上品な張りと艶を
兼ね備えた音になります。そうかと言って、コードストロークで全体のバラ
ンスが崩れたり、音がド派手になり過ぎたりはしないため、実に優秀です。
HEADWAY GUITAR最高!! ○゜*:..最ヽ(▽`*)(*´▽)ノ高..:*゜○
G3さん 2013年12月
HEADWAY HD-501 G3 #2990
トップ:選定イングルマンスプルース
サイド&バック:選定インディアンローズウッド
ネック:選定ホンジュラスマホガニー1P
フィンガーボード&ブリッジ:エボニー
ブリッジピン&エンドピン:エボニー
ブレーシング:16tセミフォワード・ノンスキャロップ
ブリッジプレート:ハカランダ
ナット&サドル:牛骨
ナット幅:44.5mm
ボディ厚:98mm(最薄部)
カラー:ハニーバースト
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