ニュー・ギター・コーナー 〜 オーナー万歳!


HD−450 CUSTOM (S/N:003023)

 「再生産初期型の最高峰」である HD−250 を手にしてしまうと、やはりマニアとしては「今の百瀬さんの最高峰」が欲しくなってしまうのでした。円熟の境地に達し、「やっとある程度思うようなものが出来るようになったのは、ここ1,2年」と百瀬さんが語っておられたのが2016年11月。フォワードシフトやセミフォワードシフトを改め、原点とも言えるノーマルシフトやリアシフトに回帰した頃です。その2016年のフラッグシップモデルを幸運にも入手することが叶いました。

 内部構造としては「ノーマルシフト・スキャロップ・40Sスタイル(アディロン材)」。その「40Sスタイル」を意識してのことか、ブリッジプレートはメイプルです。メーカーホームページの情報によりますと『いわゆる「40年代」の音作りを念頭にブレイシングの位置、高さ、トップ板とバック板のバランスなどを突き詰められたギター』とのことであるため、トラディッショナルな鳴りを意識した仕様となっております。ゆえに、ダークなトーンのジャーマンスプルースがトップ材として選定されたものと推察しております。何だかんだ言っても、やっぱり「百瀬カスタムの音」であります(笑)。下手な「40年代」よりも遥かに鳴ります。

 やはり「ハカランダはズルい」ですよね。他の材とは明らかに音圧が違います。ただ単に「音の跳ねっ返りが良い」のではなく、何と言おうか、、、「音が広がる」のです。台湾料理の薬膳スープみたいな「色んな味がする音」なのです。45スタイルならではの煌びやかで奥行き感のあるサスティーン&倍音豊かな鈴鳴りが合わさり、何とも豪華な出音であります。まさに「至高のギター」と呼ぶに相応しい逸品です。

Headway Guitar最高です!!百瀬さんありがとう!!(^人^)感謝♪

・トップ

 :ジャーマンスプルース

・サイド&バック

 :ハカランダ

・ネック 

 :ホンジュラスマホガニー1P

・フィンガーボード&ブリッジ

 :エボニー

・ブリッジピン&エンドピン

 :アイボロイド(アバロンドット)

・エンドピン

 :牛骨(白蝶貝ドット)

・ブレーシング 

 :ノーマルシフト・スキャロップ・40Sスタイル

・ブレイシング材

 :アディロンダックスプルース

・ブリッジプレート

 :メイプル

・ナット

 :象牙

・サドル

 :水牛骨

・天神

 :ハカランダ&トーチインレイ

・塗装

 :ラッカーフィニッシュ

・糸巻

 :Waverly4062

・ナット幅

 :43.0mm

・ボディ厚

 :100mm(最薄部)


 

 

 

 

     

 
HD-450 webカタログより




これは素晴らしい!!
ハカランダの模様に圧倒されますが、音もさぞかし・・・・言葉が出ません(笑)
(ころ)

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