ニュー・ギター・コーナー 〜 オーナー万歳! なんだかんだ仕事が忙しく、家に帰れば女房と幼子にこき使われ、なかなかギターを弾く時間が取れません。「いっそのこと会社でチョロっと弾いてから家に帰ろうかな」という悪巧みの元、購入した一本です。会社のロッカーにこっそりと常駐させるため、安物のギターで良かったのですが、不意に閲覧したデジマートで一桁万円のコイツを発見。迷いは無かったです。ハードケースこそ付属していなかったものの、割れや打痕は無く、トップやネックの狂いも無い美品でした。弾き傷は飛鳥工場でバフをかけて頂き、ナット&サドルは水牛骨へと換装、不調のペグも交換し、可能な限りリフレッシュして頂きました。 音は言うまでもなく素晴らしいですね!明るくクリアーで音抜けが良く、そして煌びやか。水牛骨ナット&サドルが良い演出をしてくれています。繰り返しの主観的意見で申し訳ありませんが、百瀬さんが手掛けるマホガニーギターにはハカランダに似た「腰のある硬質な響き」があります。本件HD−322はシトカトップである影響か、その特徴が強く出ているように感じられます。弾いていて飽きない、実に気持ちの良い音です。製造されてから約16年。いい具合にヴィンテージ風の音に成長しております。手持ちのHD−322と音のキャラが違うため「まさか」と思ってブリッジプレートを確認したところ、こちらはインディアンローズウッドでした。ご機嫌でギャリンギャリン鳴ってくれます。 さすがカスタムシリーズと言うべきか、トップのシトカを始め、サイドバック&ネックのマホガニーも、ヨーロッパのヴィンテージ家具に見受けられるような非常に美しい良質なマホガニーが使用されています。所有欲を満たしてくれる逸品です。 これまで様々なギターを買っては手放してきましたが、ヘッドウェギターだけは手放す気になりませんね。私もモノづくりの現場に従事する端くれとして、後世に残すべき工芸品(匠の技のお手本)であると考えております。本当に「素晴らしい」の一言に尽きます。 ・トップ ・サイド&バック ・ネック ・フィンガーボード&ブリッジ ・ブリッジピン&エンドピン ・ブレーシング ・ブリッジプレート ・ナット&サドル :水牛骨 ・バインディング ・塗装 ・ナット幅 ・ボディ厚
HD−322 (S/N:001097)
そうこう言って気付いたら、このHD−322をもって百瀬カスタムが40本になってしまいました。2020年6月時点で製造されているカスタムシリーズのシリアルナンバーから計算すると、「復興後に百瀬さんが製造したギターの1.25%を私一人が所有している」という、嬉しいような、申し訳ないような、変な事になっております。
いずれにしても Headway
Guitar 最高!! (≧ω≦)bサイコーです!!!
:シトカスプルース
:ホンジュラスマホガニー
:ホンジュラスマホガニー1P
:エボニー
:アイボロイド
:セミフォワードシフト・Xスキャロップ
:インディアンローズウッド
:アイボロイド
:ウレタン
:43mm
:100mm(最薄部)
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