ニュー・ギター・コーナー 〜 オーナー万歳!


HD−250 (S/N:000258)

 いわゆる再生産初期型、2001年製の HD−250 です。当時、まだ百瀬さんがお一人で製造されていた時代の個体です。中でもこの HD−250 は受注生産であったはずです。2001年となると私は二十歳。当時からギターを弾いてはおりましたが、まだHEADWAYの存在を知る前です。この再生産初期型も「ヴィンテージギター」と呼べる年代になってしまいましたね(笑)。

 複数の百瀬カスタムを所有しておりますが、基本的に音とコストパフォーマンス重視であるため、インレイが豪華な個体は1本も所有しておりませんでした。「いずれは45タイプが欲しいなぁ〜」とは思いながらも、なかなか手が出せなかった理由としては・・・
1.近年物はハカランダサイドバックであるため100万円を超えること。
2.基本的にトーチインレイが嫌い。縦ロゴの方が好き。
3.指板インレイはヴィンテージスタイルよりもヘキサゴンの方が好き。
4.昭和HEADWAYも欲しいが、状態の良い個体が少ない。
5.そうなると再生産初期型の HD−250 しかないじゃん!
といったマインドを持っておったところ、なんと新品同様中古が出品されたため思わず飛び付いてしまいました。この十数年で初めての中古出品だったのではないでしょうか。

 内部構造としては「ノーマルシフト・16tうっすらスキャロップ」。最初期型のHD−115やHD−110と比べると、かなりマイルドで広がりのある音です。非常に完成された音であり、言っちゃ悪いですが、百瀬さんが「ここ1〜2年でようやく納得できる音が出せるようになった」とおっしゃっている現行品と大差ないです(笑)。さすがに20年前のギターですのでヴィンテージ感のある音は発していますが、まだまだ伸び代がある印象で、使い込むことによって大化けしそうな潜在能力が感じ取れます。シトカスプルースなので、20年経過していようが育つと思います。

 こちらのホームページにおきまして、他の所有者も語っておられますが、「45スタイルならではの煌びやかで奥行き感のあるサスティーン&倍音豊かな鈴鳴り」が感じられます。この「45スタイルならではの音」の正体って何なのでしょうね?サウンドホールの位置が少し違うから?分かりません。奥が深いですねぇ〜。アコースティックギターって本当に面白いです。これを趣味に出来て、私は幸せ者です。

Headway Guitar最高です!!百瀬さんありがとう!!(^人^)感謝♪

・トップ

 :シトカスプルース

・サイド&バック

 :インディアンローズウッド

・ネック 

 :ホンジュラスマホガニー1P

・フィンガーボード&ブリッジ

 :エボニー

・ブリッジピン&エンドピン

 :アバロンドット入り白

・ブレーシング 

 :ノーマルシフト16tスキャロップ

・ブリッジプレート

 :インディアンローズウッド

・ナット&サドル

 :本象牙

・ナット幅

 :43.0mm

・ボディ厚

 :100mm(最薄部)


 

 

 

 

     

 



良い色に焼けた貫禄のHD-250ですね。このギターが登場してからもう20年、このHPも20年経ったわけですね。
このギターとHF-450は、復刻を始めた最初期の最高級モデル、記念碑的なモデルですね。
今、見ても、当時既に完成度の非常に高いギターであったと思います。(ころ)

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