ニュー・ギター・コーナー 〜 オーナー万歳!











トップ:アディロンダックスプルース

サイド&バック:ブラジリアン・ローズウッド

ネック:ホンジュラス・マホガニー1P

フィンガーボード&ブリッジ:エボニー

ブリッジピン&エンドピン:エボニー

ブレーシング:フォワードシフト・スキャロップ

ブリッジプレート:メイプル

ナット&サドル:牛骨

ナット幅:45.0mm

ボディ厚:95.5mm(最薄部)

塗装:オールラッカー
 

     
HEADWAY HMD-CUSTOM AJ #2418
 シリアルナンバーから察するに、THE MOMOSEシリーズの製造が
開始された初期のロットであると思われます。ネックブロックが旧型で、
ロッドはアルミチャンネルです。百瀬カスタム特有の澄んだニュアンス
がたっぷりのお馴染みの音です。手放してしまった三木楽器さんの
HD-BR CUSTOMがやはり同様の仕様でして、もう入手できないだろう
と諦めていたのですが、幸運にも再び手にする事が出来ました。
おそらくジャーマンスプルースverと対で製造された2本の片割れで
あると推察されます。
モデル名の「AJ」とは「Adirondack spruce & Jacaranda」の略である
とのことです。
 やはりハカランダは「ずるい」ですね(笑)。この音を他のローズ系
素材で再現できないものかと、私がどれだけの時間と労力と金を
費やしたことでしょう。結論は当然として「無理&不可」でありました。
私見ながら、「バンッ!」とした音の跳ね返りの良さで言えば
マダガスカルローズが最もハカランダに似ておりますが、
「シャリ〜ン・・・」とした高音域の硬質感はホンジュラスローズの
方がハカランダに近い印象を受けます。しかし、何だかんだ言っても
トータル的には「やはりインディアンローズが最もハカランダに近い」と
私は思います。とにかくバランスが良い事は間違いないですよね。
本器の音は前述のとおり、旧型百瀬カスタムのエッセンスが大いに
含まれている音です。THE MOMOSEのコンセプトに則り材料を厚めに
取っているため、低音はゴツッ、高音はパリッとした硬さと力強さが
感じられます。高音域の「チャリ〜ン」は本当に美しく、仕事のストレスも
忘れます。6,5弦のアディロン特有の音厚がまだ弱いため、経年変化
を色濃く楽しめる構造になっていると感じます。比率的にはフィンガーの
方が高いため、45mmのナット幅にも全く違和感はありません。
こうして改めて手持ちのギターを弾き比べてみますと、「ブレーシングの
素材」が如何に大切か分かります。HD-701 CUSTOM #3001はトップ材
がシトカスプルースでブレーシング材がアディロンダックスプルースなの
ですが、むしろこのHMD-CUSTOM #2418よりもアディロンの音色が
強く出ております。面白いですね。オーダーを検討されている方は
参考にしてみて下さい。
 HEADWAY GUITAR 最高!! ∠( ̄∧ ̄) サイコーであります!!
                                         G3さん 2015年11月    




 
 


 

 

 
 

   

 



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