お宝ギター紹介(PACO-OEMモデル)
toplanさんのギター(S/N:004356)
PACO-OEM:ショップモデル
あれは確か大学2年の頃ですから、1981年でしょうか。
大学の軽音楽サークルでの、先輩の叔父さんが経営されていたPACOという楽器・電子楽器等を扱うお店がありました。
現在では店舗の場所も変わり、クラブミュージックなどに使用するターンテーブルで有名になっています。
その渋谷PACO(椎野楽器)のアコースティックサロン ソフィアというお店が、二三軒先の2階にありました。
そこへふらっと寄ってお持ち帰りにしてしまったのが、このギターです。
店長(?)の原さんの一押しでした。すぐに弦を交換してバリバリの状態で試奏させていただきました。
断る理由が見つからずローンを組んでいました。
それから昨年まで、これがヘッドウェイ製とは知らないまま愛用していました。
ある時、石田大先生とネットで知り合い、オフ会を長崎は佐世保にて行なった際、
「これはヘッドウェイですよ、しかも115ですよ。」と教えていただきました。
それまで、うすうすそうではないかなと感じてはいましたが、自信がありませんでした。
そして、先日(03年6月28日)長崎で感動の八塚社長との対面にて、晴れてヘッドウェイ製であると公認して頂きました。
いやあ、なんかスッキリしました。
ヘッドにはブランド名が何もありません。
サウンドホールを覗くと購入日と原店長のサインが書かれたシールが貼られているだけです。
サウンドは八塚社長も感動され、「20年の歳月が創った音だね」とおっしゃって頂きました。
toplanさん 2003年7月16日
仕様の違いは、ポジションマークとブリッジ両サイドのインレイですね。
ペグやネックのジョイント等は、まさしくHeadwayそのものです。
音は、GOOD!
今までにオリジナルのHD-115を何本か弾きましたが、一番だと思いました。
低音から高音までドンとなってくれます。
しかも、よどみのない音で、スカッとしますね。
やはり、25年選手だけあって、低音が乾いています。
復刻版115と比較すると、低音の線の太さが違います。
実は、以前一度弾かせていただいた事があるのですが、
その時は「もやっ」としていて、決していい音ではなかったのです。
(ご免なさい(笑))
ところが、今回弾いてみてびっくりです!
聞けばライトゲージから、ミディアムに変えたとのこと。
この選択は、当たりでしたね!
(私も今度チャレンジしてみます。)
ネックは若干順ぞり気味でしたが、今ごろは百瀬さんの手によって完璧に調整されているでしょう。
なんせ、25年間一度も調整に出した事がないとのこと。
やっぱり、ネックの耐久性はすごいです。
今頃、百瀬さんの手に抱かれているかも…。』石田さんのコメント
長崎にてご一緒させていただきましたが、その時の試奏の感想としては、まぎれもなくヘッドウェイの音がしていました。
もちろん、弾かなくても作りでヘッドウェイであるということはわかりましたが・・・(笑)
外見の、HD-115との違いは、ポジションマークのデザインと、ロングサドルですね。
(HD-115Sではロングサドルが標準)
OEM生産であろうがなかろうが、ヘッドウェイの音がしっかり出ていることが印象的でした。
長い期間弾かれてきたギターだけが持つ、貫禄の音でしたね。(ころ)
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