HD420です。
中古で購入したものですが、最初は「期待外れだなー」と思いました。
000タイプのギターは、繊細できらびやかな高音を奏でてくれると思っていたからです。
それまでに所有していた512や810と比較して、低音は勝っているけれども高音の鳴りには不満でした。
ただ、低音は薄いボディから創造できない大きな鳴りでした。
しかし、最近この思いに変化(間違い)があることに気づき始めました。
前述の2台が高音に偏って鳴っていて、この420がバランス良く鳴っているとわかったのです。
低・中・高とまんべんなくバランス良く、どの音が飛びぬけるでもなく足を引っ張るでもなく、そんな気がしてきたのです。
ベテランのクラフトマン達がこのギターを評価するのが、やっとわかった気がしています。
作りについては、言うことなしです。
ヘッドのイーグルインレイやヘリンボーンバインディングも気に入っています。
塗装は、少しオールド風に色づけされている様です。
材質も良いようで、トップのスプルースの年輪も混んでいます(ちなみに、トップの半分の年輪を数えたら約190年たっていました）。
もちろんこれだけで音は判断できませんが。
ネックも一本物です。
作りも音も満足のギターです。
このＨＦ−４２０は、ピックガードが黒のセルロイドですね。
ＨＦ−４２０にはべっ甲のピックガードのものがカタログに載っていますが
このタイプの４２０もあったのですね。
ヘッドのインレイがまぶしいですよ！！
質のいい豪華さと、オールドの貫禄、上品さを併せ持ったギターですね！（ころ）
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