HD810です。
学生時代にバイトをして、やっと手に入れた一台です。
しばらくケースの中に眠っていましたが、久しぶりに弾いてみました。
さすがはHeadwayで、ジャラーンと弾いた瞬間に「自分がHeadwayファンになったのは、この音のせいなんだ」と再び認識させられました。
レスポンス鋭くすべての音が立ちあがる、余韻がいつまでも残る例えれば清楚な淑女のような音（なんじゃこりゃ）。
ここ近年箱入り娘状態だったにもかかわらず、素直に自分を表現してくれました。
12弦ということもあって、余計に美しい音色を響かせてくれるのでしょうか。
惜しむらくは、「もうちょっとましな弾き手に恵まれれば彼女はもっと才能が伸ばせられたのに」と思うことです。
20年も経っているのに新品と同じ状態を保っています。
もちろんフレットの磨耗はありますが、ピカピカのピアノのような厚めの塗装は今も健在です。
ギブソンJ200よりも280グラムも重たいそのボディは(家で計りました、ちなみに2440グラムです）、
絶対に狂わないぞという自己主張のような気もします。
派手さは無いけれども大好きなギターです。
これまた状態のいい８１０ですね。
12弦は、６弦のギターほど、弾きまくるギターではないので、丁寧に取り扱っていれば、
いい状態で残り易いのでしょう。僕も一度だけ、８１０を弾いたことがありますが、
豊かな響きの魅力あるギターでした・・・。（ころ）
[一つ戻る]
［戻る］